車椅子フレーム修理、ステンレスフレーム製作
『車椅子フレームが折れて壊れたので溶接などで修理できますか?』『現物の車椅子を拝見しないとなんとも言えません。』『工房まで持って行きます。』という電話での会話から始まりご依頼頂き修理、制作致しました。
アルミ製のフレームが溶接部分や穴加工のある部分からボッキリ折れ、脚を置くステップの金具も折れ車椅子としての機能を果していない状況でした。
アルミ溶接で直してもアルミは軽く錆びない金属ですが、鉄やステンレスの金属に比べれば耐久性はかなり劣ります。ましてや折れた部分を溶接で直したところで、また折れるのもたぶん時間の問題だなと思い、ステンレス製金属で新規に制作することをお勧めしたところ『丈夫で壊れ難い方が良いです』とOKを頂き車椅子のフレームを新規で制作させて頂く事となりました。
ステンレスパイプを使用し、TIG溶接、旋盤、フライス盤などさまざまな機械加工を駆使し、フレーム、電動装置フレーム取り付け金具、クッション椅子を取り付ける金具などなど、プラスチック製で壊れやすい付属の金具もステンレスで制作しました。
ピカピカに磨き上げネームタグもかっこよくバッチリ取り付け致しました。